ごあいさつ

代表 カスプシュイック綾香

 1991年生まれ/兵庫県出身。
2014年秋、国際結婚を機に南ポーランドに移住。一児の母。ポーランド情報ブログ「ポーランドなび」を運営。マウォポルスカ県/クラクフ市の公認ガイドとして事業を営む一方、とある機関で素粒子論研究に没頭中

 2022年3月に NPO MOST Ukraine to Japan を立ち上げ、日本のサポーターや団体と協力しながら日本へ退避するウクライナ避難民140名以上の退避を支援、および20名以上の定住を実現。2024年より、東アフリカ・ルワンダの教育と雇用支援を目指す。

好きな言葉は「一燈照隅いっとうしょうぐう
一つの灯火では隅しか照らせないが、その灯火が万という数になると国中をも照らす

 家には天体望遠鏡があり、父が購読する科学雑誌ニュートンを読みながら育った私は、幼い頃から宇宙スケールで物事をとらえてきました
そんな宇宙論に取りつかれた私にとって、この世界はとても狭く、人生は瞬きをするが如く短く(宇宙スケールで0.2秒)、ゆえに超濃密な時空間です。

 周りに期待されるような環境が肌に合わず、高校生のときにカナダ/Calgary へ留学。
そこからイギリス/Brighton で精神病棟に例えられるような環境で勉強し、大阪での学生生活を終えてすぐ結婚、現在はポーランドに住んでいます。

 さて、2022年3月、私はのちに MOST Ukraine to Japan と名付けられる NPO の代表として、ウクライナ支援活動をはじめました。
【日本へ退避したい、日本に関心のあるウクライナ人の日本退避を支援】、これが自分が日本人としてやれるウクライナ支援だと気付いてから数十分後には活動宣言。非常に多くの賛同を得ました。

 これまで避難民150人以上を支援し、現在もウクライナへの物資支援を行っていますが、もちろん私一人で成し遂げられることではなく(遣人さんにスペシャルサンクス)、多くの方々が私の活動を支えてくださっているのは言うまでもありません。

あやか

この活動を通して出会えた人たちに感謝。これからも出来る範囲で支援したいと思います。

 この支援活動の経験をもとに次のルワンダへの支援に目を向けることになり、一部のメンバーはウクライナ支援活動を共にした仲間です。
まさか、ウクライナ支援がルワンダ支援につながるとは思ってもいませんでしたが、これもご縁

 ルワンダを知ったきっかけは、私が仕事でよく訪れるアウシュヴィッツであり、そこに共通するワードは残酷な言葉、ジェノサイド虐殺でした。

 数十年前に起こったルワンダ内戦について学ぶ中、今のルワンダの実情が気になり、そこで私の目にとまったのはこの国の教育事情…。
ルワンダに知人もおらず、ましてやアフリカ大陸に足を踏み入れたこともない、そんな自分が「この国の教育をなんとかしたい」と突然思ったのです。

順位国名1人あたりのGDP $
1南スーダン515.749
2ブルンジ891.426
3中央アフリカ共和国1,112.756
4ソマリア1,373.976
5コンゴ民主共和国1,474.252
21ガンビア2,803.724
22バヌアツ共和国3,001.319
23ギニアビサウ3,071.890
24ルワンダ共和国3,090.459
25ギニア共和国3,217.843
World Economy Outlook 2023 世界の貧困国ワースト

 アジアの支援に関しては学生の頃から身近でもよく聞いてきたし、そこで支援を行ったことのある友人や知人もそれなりにたくさんいます。
しかし、世界貧困ランキングを見てみると、ワースト30はすべてアフリカであり、その割にアフリカへの支援というのは身近では全く聞きません。
 
 アフリカやルワンダについて調べていると、関連する人たちが私の周りに集まってきて、もうこれは引き寄せられている!と確信しました。
さっそくルワンダの日本国大使館にメールを送ってアポを取り、現地では JICA の方も交えて現状をお伺いし、「これはやってみるしかない」と…。 

 ウクライナ支援においても、最初から大きなことをやろうとしていたわけじゃありません。
目の前にいる一人を救いたい】、そう思って始めた支援が、やがて多くのウクライナ人を救うことに繋がりました。やってみなきゃ、分からない。

 一人ひとりが一隅を照らす光になれば、その光はやがて、国全体を照らすのです。
もし私たちの支援事業に関心を持ってくださったのなら、ぜひほかのページも読んでみてください。

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